あまりにも若すぎて 傷ついて傷つけた
それでも有り余る青春が そこにあった

わかってほしかった わかってあげたかった
わかりあえない事もあると 知った

そんな風にして愛し合った あの人が今も住んでる街

圧倒的で媚びない あのガラス張りのビルが
一流に着飾っては あっという間に散る桜が
誰にもなびかない あの白い太っちょのネコが
大嫌いなものが いつしか大好きになっていた
だから 今 ちゃんと言える 

「サヨナラ」

出逢った人全てを 敵味方に分けて
怯えきった捨て犬みたいに なってた

頭の中で(言葉)ナイフを 研ぎ澄ませる事で耐えた
そのナイフはまんまと自分に 刺さった

そんな風になっても恋しかった 日々が今も潜んでる街

笑顔の奥に隠された 蔑んだ哀れみの目が
のらりくらりと時間を ただ消費していく口が
バカ正直に雑音を拾ってしまうこの耳が
苦手なもの全てが 背中を押してくれてた
だから 今 ちゃんと言える 

「ありがとう」

©2020 Claíomh Solais(※無断転載・複製禁止)