○春を告げる

作詞作曲:クラウソラス

時が止まる雪の中でさえ
自由に流れる水に憧れて
なれるはずもないただの木偶の坊が
あの日勘違いをしてしまったんだ

乾いた喉に流れ込んだ水は
あまりにも冷たくて痛かった
これならいくらの鈍感な心でも
水のように変わって行ける気がした

淡い期待抱きながら
夢の影を睨みながら
手探りでも進んで来た
笑い方も忘れるくらい

流れて 流れて この身を削りながら
水面に 映った この顔の醜いことか
それすら 受け入れ 留まるあなたの
不意に見せるその美しい横顔が春を告げる

風が歌い今夜も吹雪くだろう
氷瀑も今は時を待つ
そうかあの日ただの木偶の坊のまま
何にも動じなくてよかったんだ

己が何者かわからないまま
誰かの足跡を辿る者が
迷い込んだ場所はまた道となり
誰かが後に続くのだろう

この大地に抱かれたら
老いも若きも大差はない
それより今同じ空を見て
笑い合えるそれだけでいい

染まって 染まって この身を隠しながら
夜明けに 差し込む 光に暴かれて行く
それすら 受け入れ 微笑むあなたの
不意に見せるその涙が雪解けの春を告げる

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